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おっさん、映画を見る

広告業界で働くITエンジニアなおっさんが、映画について語っていくブログ(ネタバレもあり)

【ネタバレあり】ジャングルブック

2日連続でこんにちは、おっさんです。

8月11日から公開になりましたディズニーのアニマル・エンタテインメント大作、『ジャングル・ブック』を観てきましたのでレビューします。

そもそも「ジャングル・ブック」とは?

元ネタはイギリスの短編小説集の1話になります。 実は有名なヒョウに育てられた少年の話(今回の映画のテーマでもあります)以外にも様々な話があるんですよね。以下にwikipediaから引用します。

ジャングル・ブック (小説) - Wikipedia

7つの短編からなり、ベーリング海のアザラシを取り上げた第4話を除き、いずれも熱帯のジャングルに棲む動物達を主人公とした物語で、作者のインド生活から取材したものである(例えば第1話は虎に追われた人間の子供が狼に救われ育てられ、熊やヒョウとも仲良くなり、幾多の冒険を経験して再び人間世界に戻る話)

カブスカウト構想のモチーフにもなったということで、カブスカウトからボーイスカウトと経験してきた僕としてはとても親近感と興味があったわけです。

ジャングル・ブック (新潮文庫)

ジャングル・ブック (新潮文庫)

で、本作ですが、まさしくこの第一話の映画化。 以上、ストーリー説明終わり!

……というわけにもいかないので、本作についていろいろ書いていきますよ〜。

とにかくCGがキレイ

さて、知っての通り、本作には様々な動物が出てきます。 ぱっと思い出せる限りでは、

  • ヒョウ
  • オオカミ
  • クマ(どう見てもヒグマ類)
  • トビネズミ類
  • オウム類をはじめとする
  • サル類
  • (多分)アルマジロ?
  • サル類(種類多すぎ!)
  • ゾウ(これもどう見てもアフリカゾウ
  • 蛇(アミメニシキヘビ?)
  • オランウータン
  • トラ

多すぎるよ!? というかコイツラが一緒に暮らしてるジャングルってどこ??

なんか他にもいた気がしますが、とにかく書ききれないほどの動物たちが出てきます。 で、当たり前ですが、ほとんどは猛獣。なので、安全も考慮したのか、主人公以外はフルCGとなっています。

で、このCGがとにかく綺麗で。 僕はIMAX 3D環境で鑑賞したのですが、野生動物独特の筋肉美、静から動への迫力が画面にあふれていて、それだけでも見る価値があります。

あ、モンスターパニック映画だこれ

動物が沢山出てきて、しかも3DのCGなので、とにかく迫力がすごい。 飛びかかってくるトラ、襲い来るオランウータン(自分でも何言ってるんだかなんですが、その通りだからしかたない)などは下手なゾンビパニックムービーよりよほど驚かされますし、実際、劇場のそこかしこで「ビクッ」ってなってる人が(恥ずかしながら僕も)。

また濁流や崖崩れ、クライマックスの森林火災など、CGじゃなきゃここまでできないよな、という映像のオンパレードでした。

ハートフルな動物モノの映像美に期待していくと、ちょっと驚かされると思います。まあ良い意味での驚きになるか、悪い意味でのそれになるかは見る人の好み次第だなぁ……

肝心のストーリーは?

バギーラ(ヒョウ)に拾われ、アキーラ(狼に育てられた野生児の少年モーグリ。 シア・カーン(トラ)との確執から群れを離れることになり、しぶしぶ人里へと向かうことになるわけですが、道中でさまざまな苦難を味わうことになります。 カー(ニシキヘビ)の催眠術にかかりそうになったり、バルー(クマ)との楽しいミュージカル生活で目的を忘れそうになったり、キング・ルーイ(オランウータン)に捻り潰されそうになったり…… 最終的には因縁のトラ(実父と養父、両方の仇)と対決するために、人里から「赤い花」(動物たちが火をさして言う言葉)を持ち帰り、トラと決着をつける。 というお話です。

著名な1967年のアニメ版(こちらも今作と同じくディズニーの製作でした)もありますし、目新しさはないんですよね、正直。

アニメ版の最後は川で自分と同じ人間の少女を見つけたことで、育ててもらった恩をきれいさっぱり忘れて人里に戻る話だったと思うのですが、本作ではおそらくジャングルに残った模様。 アニメ版のほうが人間らしいというえばそうなのですが、今作のほうがストーリーとしてはキレイにまとまっていましたね。

難点も

上述のオチ以外にも、ちょっと違和感があるというか、仕方ないことではあるけどやはり難点もあります。

まず、動物がバリバリの英語しゃべります。 や、映画だからね、仕方ないんだけどね。例えば唸り声に字幕とかではなく、もうめっちゃ英語に合わせて口が動くんです。 バルーなんて歌いますしね。

そしてキング・ルーイは完全に怪獣。知性の低いサル連中(なぜかこいつらは喋れない)を束ねる親玉なんですが、描かれ方は完全にモンスターでした。名前はキングなのに…… もう少し森の人の叡智に敬意を持ったシナリオにもできたと思うけど。

あとね、ラストバトル。 結局、火かよってなった人も多いんじゃないかなぁ。 拾ってくれたバギーラも育ての親であるアキーラも、人間らしい道具とかを「トリック」と呼んで、"ジャングルには不要"と忌避しているんですよ。 それでも、モーグリはシア・カーンと決着をつけるために、あえて禁忌の火を持ってくるわけですが、やはり大火災を巻き起こしてしまいます。 それを見て怯えるまわりの動物たちの目。 モーグリは間違いに気づいて火を川に投げ捨て、動物たちと共闘してシア・カーンと決戦に……というところで、突然バギーラに止められてしまうんです。

で、 お前は人間の戦い方をするんだみたいなこと言い出すわけです。 ちょっとポカーンとしました。人間の道具=文明を否定する子育てをしてきたお前がそれ言うのか、と。その前に伏線として道具も使いようみたいなシーンはあるのですが、ちょっとなぁ。 勝ったあとに「やはり僕は人間だった」みたいな感傷とともにジャングルを去るならばわかるのですが、ジャングルに戻っちゃいますしね。

ちょっとシナリオとキャラクタの哲学の間の違和感が強かったです。

全体として

いろいろ悪い点を上げては見たものの、全体としては結構楽しめました。 なにより映像美は出色の出来といっていいと思いますし、またジャングルで動物たちと暮らすという構図自体、冒険心をくすぐられるものがあります。 暑くて疲れる夏に、そういう少年時代の冒険心を思い出す映画としては結構オススメかもしれませんね。

そういえば、似たようなモチーフの『ターザン:REBORN』も公開中。こちらも気になります。

ジャングル・ブック オリジナル・サウンドトラック

ジャングル・ブック オリジナル・サウンドトラック

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