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おっさん、映画を見る

広告業界で働くITエンジニアなおっさんが、映画について語っていくブログ(ネタバレもあり)

【ネタバレあり】コレジャナイ感がひどい。ハーレイ・クイン見るためだけの映画『スーサイド・スクワッド』レビュー

レビュー SF

こんにちは、おっさんです。

いよいよ特報で流れた瞬間、映画ファンの話題をさらった『スーサイド・スクワッド』が公開されました。

早速見に行ってきたのでレビューしてみようと思います。

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どんな映画なの?

スーパーマンが死去してからしばらく経った世界。アメリカ政府の高官アマンダ・ウォーラーは第二のスーパーマンへのカウンターアタックとして、死刑や終身刑となって服役していた悪党達を減刑と引き換えに構成員とした特殊部隊タスクフォースX。通称「スーサイド・スクワッド」を結成する。

スーサイド・スクワッド (映画) - Wikipedia

wikipediaよりあらすじの引用。

つまりは、普段はヒーローの敵役というか、いろいろやるけど結局最後には負かされちゃうヴィラン(悪役)たちを一処にまとめてヒャッハーするお祭り映画ってことです。

スーパーマンが死んでしまい、じゃあ次に人智を超えた悪が出てきたらどう対応するのか、という状況。スーパーマンは「善」として地球に現れたわけだけど、“次のスーパーマン”が「悪」だったらどうするんだ、と。

そこで出てきたアイディアが、「じゃあこっちも人智を超えた能力をもつ悪人どもをぶつければいいんじゃね?」だから斜め上どころの話じゃない。


映画『スーサイド・スクワッド』日本版予告編3

大体こんな感じ。 基本的にまとまらない連中がやたらとトリガーハッピーでクレイジーに事件を解決していく映画……を期待していたんだよ、こっちはさ!

ハーレイ・クイン人気の凄さ

日本で上記特報が公開されたあと、ハーレイ・クインマーゴット・ロビー)の話題ばかり先行しちゃって、しまいには公式が「最強悪カワヒロインと10人の悪党」「ハーレイ・クインが率いる最凶悪党」なんてノリノリで煽ってたわけですが、まあね、最初に言っておくと、ハーレイ・クイン主人公じゃないからね、この映画。

ついでにいうと悪役チームのリーダーですらない。リーダーはデッドショット(ウィル・スミス)だから。 まあハーレイ・クインがリーダーとかできるわけもないですし、基本的にドジっ子なので、絶対大失敗してコメディ臭満載な映画になっちゃう。

結果としてはソッチのほうが良かったんじゃね、と思わないでもない。

しかし本当にハーレイ・クイン人気ですね。

たった今TOHOシネマズ新宿で観てきたわけですが、ハーレイ・クインコスプレの女の子とかいましたもん。まあね、彼女目当てなら見てよかったと思うんですよ。

ひどいコレジャナイ感

で、正直な感想ですが、『デッドプール』を期待していたら出てきたのが『ゴーストバスターズ(1984)』だった、みたいな感じですか?

まずラスボスがエンチャントレス。古代の魔女。

それが人類を滅亡させるためになんか儀式めいたことをしている、それがチーム『スーサイド・スクワッド』に課せられた解決すべき事件。あれだけDCの悪役集めておいて、ガンガン弾をばらまく特報ムービー作って、でも敵がオカルト、という。なんかひどくかみあわない感じがする組み合わせ。

で、このエンチャントレス、現代の考古学者を則って受肉しているわけなんだけど、これがチームを率いるフラッグ大佐の彼女。

でも悪役連中にはこのことを隠したまま。案の定途中でその事実がバレて、チームは離散。大佐のボディガードとしてチームに合流したカタナまでも悪役たちについていっちゃう。

あの、その人ヴィランじゃないはずなんですけど、そこにも秘密にしてたんですか?

いろいろと腑に落ちないシナリオのなか、悪役チームのリーダー格であるデッドショットがやたらと人情派なキャラクター造形となっていまして、感情移入もあって、結局チームでエンチャントレスと対峙することに。本当に、どうしてそうなった?っていうシナリオです。

DCのエース格キャラクターのもったいない使い方

最初に引用したあらすじでも書いてあるんですが、スーパーマンが死んだあとの世界なので、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』のあと、ってことなんでしょうかね?

いずれにせよ、ちょっと説明不足というか、『バットマンvsスーパーマン』見てないと何が起こったのやら、って感じかもしれません。

また生き残っているはずのバットマンも、悪役共の逮捕には活躍するものの、本編の事件にはノータッチという違和感。まあアイツ、基本的に純粋な善ではないからね。あれほど悪そうな取引が似合うヒーローもなかなかいない。

何よりジョーカーですよ、問題は。

ハーレイが出てくる以上、絶対に出さなきゃいけないジョーカーだけど、こいつが出張ってくると物語が破綻する、ということで、一度はハーレイをさらうという見せ場だけ与えられて、その直後にヘリが撃墜されて退場。

ま、やつが死ぬわけないんで(DCはスーパーマン殺した前科があるけど)、ラストに再登場しますが、スーパーマンバットマンも含めて、全員せっかくの人気キャラクターなのに実にもったいないなぁ。

ちなみにハーレイは「ジョーカーが世界のすべて」ってくらいに依存しているキャラクターなのですが、それにしてはジョーカー退場後も案外平気。あんなに冷静にエスプレッソ飲んで満足するわけないと思うんだけどな、あの娘。

女性キャストの露出度は高いけれど

ハーレイ・クイン以外の女性キャラクターたちもなかなか肌色率が高かった。 カタナはへそ出しだし、エンチャントレスはもう何着てるんだかよくわからない。

けど、正直それだけな感じ。

各キャラクターの掘り下げが甘いというか、シナリオのためにちょっとずつ性格を変えちゃってるせいであまり魅力を感じない。そのへんはジョーカーの扱いと一緒ですね。

とにかく『スーサイド・スクワッド』ってチームを作るためにキャラクターの造形を作り変えちゃってる感じ。ハーレイは可愛く、デッドショットは格好良く、ディアブロは哲学的に。

本当にコイツラ犯罪者集団なの?

USのコミックシーンってキャラクターの性格は作者によって違うことが多く、そういう意味では本作も監督の意向ありきでキャラクター造形が決まるのは仕方ないんだけど、それにしても、である。

まとめ

ハーレイ・クインはひたすらエロ可愛かったので、それが見たいなら劇場に行けばいいんじゃないかな!?

デッドプール期待していくと、ちょっと肩透かしをうける、そんな映画でした。

あ、映像としてはやたらとキレイなので、もし劇場に行かれるのでしたら、ぜひIMAX3Dをおすすめします。